1958-03-18 第28回国会 衆議院 運輸委員会 第15号
それから復原曲線という曲線の表をけさもらったのですが、詳しいことを私は言えないのですが、従来ちょうだいしましたわか丸の資料だけで見ますと、一応これは原則に合うようになっておると私は思うのです。ただはなはだ遺憾なことは、フル・スピードで航海していってかじを強くとったというときに、傾斜が七度半から八度かしぐ。普通の状態において船が大きくかじをとつて八度もかしぐということは、非常に不安を感じます。
それから復原曲線という曲線の表をけさもらったのですが、詳しいことを私は言えないのですが、従来ちょうだいしましたわか丸の資料だけで見ますと、一応これは原則に合うようになっておると私は思うのです。ただはなはだ遺憾なことは、フル・スピードで航海していってかじを強くとったというときに、傾斜が七度半から八度かしぐ。普通の状態において船が大きくかじをとつて八度もかしぐということは、非常に不安を感じます。
たとえば造船などにおきましても、船の横ゆれあるいはそれに基きまする危険防止というような点におきまして、非常に復原曲線の計算が必要でありますけれども、これらによる十分なる計算ができないために、たとえば先年緑丸の転覆事件もあつたようなわけでありまして、ぜひ非常に進歩いたしました電子計算裝置等によりまする能率的な計算が、これらの工学の発達に非常に貢献せられると思います。